時間の重み
朝、彼女のお父様と車で彼女がいるところに
連れていってくれた。山奥の見晴らしが良い高台にお寺があった。
行く途中にもう私は泣いていた。かなり私に気を遣っていただいていた。
御寺の納骨堂に案内していただき、納骨されている場所を見た。
泣きながら無になっていた。ただ泣いていた
かける言葉も急に出てこなく泣いていた
お父様がもうここにはいないよ、今は飛び回っているよ。多分あなたの家にいるよ、買い物とかも全部ついていっているよって。
最後には心の中でまた来るよって言って帰って来た。
お昼をお父様と食べたが、お互いあまり彼女の事を言わなかった。
また、お土産を持っていって欲しい、彼女は持てないくらいに毎回お土産をくれていたのをみて、お土産渡さないと怒られるからと笑いながら言われた。
またお父様から、お参りしてから、顔色が良くなったよと言われた。
そして、最後に肩を叩かれ頑張ってと言われ別れた。本当はお酒を飲みたかったらしいが夜勤の仕事があるとのことで、深々とお礼を伝え別れた。
今、心の中のあるものがストンと落ちた感じがしている。
何か、なにも考えられない気持ちで、脱け殻なのかホテルでぼっーとしている。
明日の朝、東京に戻る。
戻ってから、また振り返ろうと思っている
長かった一年だった。
このために、なんとか生きてきて目標が達成した。
私はもう何もなくなってしまったのかもしれない。