死別者同士とは
2度目彼女と会った。
1回目と違う喫茶店に入り、お互いのことを話し合った。
今までの人生やまた今の現状などを話し、私は彼女の子供のことや今後どうしていきたいのかなどより現実的な話をしていた。
話していて、いろいろと共通点や感覚しかないが昔から知っているのではないかなど感じていた。
あれから2年半がたち、プライベートで話すこともなく、自分はずっと1人で生きていくと思っていた。生きていかないと行けないと思っていた。
でも彼女と話していて、1人でこれから30年、40年生きていけるのか不安を感じた。出来ればパートナーが欲しいという気持ちにもなっていった。
死別者同士という世間的にはわからないけど、お互い理解が出来ているのは楽だった。
何よりこの時間が無くなることが怖かった
また1人に戻ることが怖かった
だから次の約束をしようと決めていた
それを彼女に話をした。
良い返事を頂き、次は意図はしていないがお互いの時間で大晦日に会うことになった。
帰りの電車の中で、様々な感情が出てきた。これで良いのか、悪いことなのか
亡くなった彼女はどう思っているのか、きっと自分が笑っていたほうがいいと思っていると思うが、心の片隅には罪悪感みたいなものもあり、行ったり来たりしていた。
おそらく、会った彼女も同じ気持ちだろう。
でも自分の素直な感情は、また会たいことなんだとだから次の予定を決めることは自分にとって必要だった
1週間が長く感じた。断られる事も考えていたが無事当日を迎えることが出来た