悲しみの質
彼女の記憶が薄くなっている
忘れるとは違う、想い出になっていく過程なのか
毎日ずっと泣いていた、直後に比べてそこまでの悲しみというのは無くなっている
時々忘れることもある
ただ、急に谷底に落ちたような悲しみが襲ってくる。死別経験の方はわかると思う
淋しくなり、悲しくなり彼女の記憶が急に鮮明に甦る
その時は力が抜けてしまう、絶望になる
トリガーが何かわからない
頻度もわからない
多いときも少ないときも
一生続くのだろう
人が亡くなるというこは、これだけ大きいことなんだ
何か見えないものをずっとわたしは追っかけているようなでも追いつかない
どうしようもない事
表現がうまく出来ないけど、以前の悲しみと今の悲しみは質が違う
ただ会いたいことは変わらない