ムラゴン ホーム
聞いた日は信じられなくて、嗚咽がすごかった。今までこんなことはなかった。
そのあと後悔しかなかった。
なんでこんなことになったのか、よく理解できなかった。時間の感覚がよくわからなくなった。膝から崩れ落ちた。
どうすればわからず、とりあえず外に出た。でもすぐに戻ってきた。
あの時の記憶は断片しか思い出せなかった。一日なんか感じたことのない感覚でただ時間が過ぎていっただけだった。
2021年7月3日土曜日15時、知らない番号から着信。彼女とは付き合って8年。彼女はもとまと腰椎滑り症で車椅子。でも前向きで絶対治すって言ってた。私は東京、彼女は福岡。毎日電話はかかさず。私自身友人もいなく、彼女も誰とも会えず今思えばお互い依存していたんだと思います。半年前から右腰の辺りに痛みがって言ってました。滑り症の痛みじゃないかと話してました。毎年ゴールデンウィークに会いに行くのが定例でただ今年はコロナで会えなくて、夏には行くよって言ってた
彼女は良く携帯を落としたり、壊したり何回も変えていて6月27日朝電話してからつながらずまた壊したのかって思ってた。そして知らない番号からかかってきたから、また壊したのかって言ったら、男の人の声で、父ですと、亡くなりましたって。27日の昼に急性心不全で。